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ハンドメイドのトレンドがひと目でわかるSNS「croccha」
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  • 2019.11.05
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ハンドメイドのトレンドがひと目でわかるSNS「croccha」

文:武者良太

気になる作品の材料も購入可能に

近年盛り上がりを見せている市場の1つがハンドメイド。従来は作品を作ったとしても手芸店のいちコーナーだったり、デザインフェスタのようなイベントの場など販売するチャンネルが限られていたが、Etsyなどのサイトが登場したことでCtoC取引が増加。材料などを含めた市場規模は1兆円に迫るといわれている。

工具や素材のクオリティも高まり、個人でもハイセンスなアイテムを作れる現在。より多くのユーザーがハンドメイド市場に参入することも考えられる。

そこで注目したいのが、ハンドメイド作品の製作サポートのポテンシャルを持つ「croccha」だ。

自分の作った作品の写真のみならず、制作手順や使用した材料も合わせて公開できる場で、参考リンクのURLも登録可能。これからハンドメイドの世界に飛び込みたい未経験者やビギナーといった、新規ユーザーのモチベーションを高める場となっている。

またクラフトタウン、クラフトワールド、クラフトパークなどの手芸専門店を経営する藤久株式会社と提携。材料の欄から、藤久株式会社が運営する日本最大級の手芸専門オンラインショップ「Shugale」で購入できるリンクを整備した。作ってはみたいけど材料の入手が困難だと諦めていたユーザーの救済となるだろう。

CtoCサイトでは基本的に完成形しか見ることができない。販売目的のサービスゆえに当然のことではあるが、市場拡大のいまを見るのであれば、「croccha」のようなコミュニティをチェックしたほうがいいかもしれない。


croccha

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