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自撮り写真の顔の半分だけイラストにする「#ToonMe」チャレンジが、世界中のイラストレーターの間に一大ブームに
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  • 2020.02.04
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自撮り写真の顔の半分だけイラストにする「#ToonMe」チャレンジが、世界中のイラストレーターの間に一大ブームに

文:アサオカミツヒサ

イラストとリアルの融合は、とても魅力的な相乗効果を生む。それは「マンガやアニメの世界に入りたい」という根源的な願望を実現できるからだろう。

そんな中、あるアートチャレンジが海外のイラストレーターの間でブームとなっている。

新たなポップアートがSNSで話題に

今、話題となっているのは、「#ToonMe」チャレンジ。自撮り写真の顔の半分をイラストにするというもの。海外で多くのイラストレーターが参加し、個性あふれる作品を投稿している。

『Creative Bloq』によると、事の発端はメキシコのグアダラハラに拠点を置く、マーベルのイラストレーターRené Córdova氏が今年1月8日、自らの顔の半分をイラストにした作品をInstagramに投稿したこと。この作品が約1万件の「いいね」を獲得したことで、このチャンレンジに火がついた。以降、真似する人がSNSに続出している。

日本からの参加者はまだわずか

「#ToonMe」チャレンジの作り方は非常にシンプルだ。まず自撮り写真を撮影する。そして、いつも使用しているお絵かきアプリにその写真を取り込んで、顔半分のイラストを描く。中にはポラロイド写真にマーカーを使ってイラストを描く人も。あとはこの写真をハッシュタグを付けて、TwitterとInstagramに投稿するだけで、世界中の人に鑑賞してもらえる。

現在、Instagramには「#ToonMe」のタグで16万5000件、「#toonmechallenge」のタグで10万6000件の投稿が寄せられ、爆発的な盛況を見せている。

一方、日本からの「#ToonMe」チャレンジの参加者はまだ決して多くない。海外とは異なりイラストレーターが自ら顔出しするケースが決して多くない日本では、「#ToonMe」チャレンジがブームになるかは疑問視する声もある。

「#ToonMe」チャレンジおすすめ作品をご紹介

アンディ・ウォーホルは、マリリン・モンローの顔写真やスープの缶の写真に派手な色をつけただけで芸術にしてみせたが、#ToonMeチャンレジの作品群を眺めていると、ウォーホルの作品を初めて見た時の驚きを思い出す。


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