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米国ディズニーが、余った食料をフードバンクに寄付すると発表。新型コロナによる臨時休園を受け
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  • 2020.03.19
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米国ディズニーが、余った食料をフードバンクに寄付すると発表。新型コロナによる臨時休園を受け

文:岩井聡史

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、コンサートやイベントなどが中止や延期に追い込まれている。米国ディズニーのテーマパークも例外ではない。

しかし、そんな休園を受け米国ディズニーのとった措置が、SNSで称賛を浴びている。

すべてのディズニーのテーマパークがクローズ

4月上旬までの臨時休園を発表した東京ディズニーランド。中国の上海や香港のディズニーランドも相次いで閉鎖された。さらに、今月中旬にはカリフォルニア州の「ディズニーランド・リゾート」とフロリダ州の「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」なども、3月末まで休園を発表。米国ディズニーのテーマパークの休園は2001年の同時多発テロ以来となる。

これで、世界中のディズニーのテーマパークがすべてクローズすることとなった。

昨年は2万食以上を寄付

しかしこんな暗い話題のなかでも、流石ディズニーと言うべき行動が話題となっている。

カリフォルニア州の「ディズニーランド・リゾート」は、臨時休園により未使用の余った食料を、「セカンドハーベスト・フードバンク」に寄付すると、今月13日に『Disney Parks Blog』で発表した。乳製品や果物、野菜、パッケージング食品、パーティー用の料理の余剰食料は、食品の安全に関するガイドラインに従って寄付するという。

セカンドハーベスト・フードバンクとは食料ロスをなくすため、廃棄予定の食品の寄付を受け取り、それを困っている人に届ける活動を行っている団体だ。ディズニーでは2014年からこの取り組みを実施している。昨年、「ディズニーランド・リゾート」は同州オレンジ郡のセカンドハーベスト・フードバンクに2万食以上を寄付したとのこと。

同郡セカンドハーベスト・フードバンクのCEOハラルド・ハーマン氏は「私たちはディズニーランド・リゾートの方々の寛大な寄付に、深く感謝をしている」と声明を出した。

新型コロナウイルスによる臨時休園はディズニーにとっても緊急事態だっただろう。そんな時でもサステナブルに向けた取り組みを行える姿勢は、ディズニーならでは言えるかもしれない。


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