FINDERS

便器やドアノブを舐める「コロナウイルスチャレンジ」がSNSで流行し、インフルエンサーが感染
  • GLOBAL
  • 2020.04.01
  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • はてブ!

便器やドアノブを舐める「コロナウイルスチャレンジ」がSNSで流行し、インフルエンサーが感染

文:山田山太

世界中を恐怖に陥れている新型コロナウイルス。感染者数は全世界で80万人を超えた(4月1日現在)。

そんな中、新型コロナウイルスにまつわる悪ふざけがSNSで流行し、大きな物議を呼んでいる。

公衆トイレの便器を舐め、コロナ感染したインフルエンサー

米国カリフォルニア州に住むインフルエンサーのLarzさん(21歳)は3月26日、「新型コロナウイルス陽性と診断された」というコメントとともに、病床に伏せる自身の姿をInstagramに投稿した。

『MailOnline』によると、Larzさんは3月20日、自身のTwitterに「新型コロナウイルスへの認識を高めるためリツイートせよ」というコメントとともに、なんと公衆トイレの便器を舐める動画を投稿。フォロワーを煽るつもりだったのだろうが、まんまと感染してしまい、その姿を世界中に晒してしまったわけだ。現在彼のTwitterアカウントは凍結されている。

Larzさんは以前にもスーパーマーケットで発売されているアイスクリームを舐めて、再び棚に戻すといった炎上で注目を集めていた。

批判を集める「コロナウイルスチャレンジ」

新型コロナウイルス感染に挑戦する度胸試し「CoronaVirusChallenge(コロナウイルスチャレンジ)」と呼ばれ、SNS上である種のムーブメントとなっている。

『Mashable』によると、「コロナウイルスチャレンジ」は、アメリカに住むアヴァ・ルイーズさんが、今年3月に自身のTikTokに投稿した、飛行機の機内のトイレの便座を舐めた動画が始まりだという。

この投稿はすでに削除済みだが、ルイーズさんはTikTokに3万7000人、Instagramに17万5000人のフォロワーを抱えており、その影響力は絶大。ルイーズさんに続く形で、便座や手すり、ドアノブなど、ウイルスが付着していそうな箇所を舐める投稿が後を絶たない。

もちろん、これらの迷惑行為には大きな批判が集まっており、アメリカの人気番組「The View」の司会メーガン・マケインさんも、ルイーズさんを「刑務所に入れろ!」とコメントしている。

新型コロナウイルスは数多くの死者も出ており、病床数が不足している地域も少なくない。当然の批判と言えるだろう。


  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • はてブ!

SERIES

  • スタッフ目線で選ぶイベント現場弁当
  • あたらしい意識高い系をはじめよう|倉本圭造|経営コンサルタント・経済思想家
  • 高須正和の「テクノロジーから見える社会の変化」|高須正和|Nico-Tech Shenzhen Co-Founder / スイッチサイエンス Global Business Development
  • オランダ発スロージャーナリズム|吉田和充(ヨシダ カズミツ)|ニューロマジック アムステルダム Co-funder&CEO/Creative Director
  • 高橋晋平のアイデア分解入門
  • READ FOR WORK&STYLE|岡田基生|代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュ