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ペットもソーシャルディスタンスを取るべき!米国疾病対策予防センターの警告が衝撃的
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  • 2020.05.08
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ペットもソーシャルディスタンスを取るべき!米国疾病対策予防センターの警告が衝撃的

ペットから人間への感染は?

『ABC NEWS』の取材に答えた獣医のメリッサ・サルガド博士は「ソーシャルディスタンスはペットにも重要だと考えたほうがよいでしょう。動物であっても新型コロナ肺炎を発症するリスクがあるため、注意を怠らないことが必要です」と述べている。

米国の新型コロナウイルス対策で中心的な役割を果たしている国立アレルギー・感染症研究所長のアンソニー・ファウチ博士は、先週の会見で「ペットが家庭内で感染するという証拠はない」と強調しているが、一部の専門家によると、ある種の動物は他の動物よりもウイルスに感染しやすいという。

実際にニューヨークでは2匹の猫から、ノースカロライナでは一匹のパグから新型コロナウイルス陽性反応が確認。またブロンクスの動物園ではライオンやトラといった動物も新型コロナに罹患している。

これらの動物がどこから感染したのか、またペットから人間が感染するかどうかについては、今後の調査が必要だという。

ウィスコンシン大学のサンドラ・ニューベリー博士は「猫には特定の受容体があり、感染する可能性があります。ペットの安全を守るためには、接触することを控えるのが最善の方法です」と語っている。

なお米国疾病対策予防センターによれば、新型コロナ陽性と判定された2匹の猫と1匹のパグは、軽度の呼吸器症状を発症したものの、現在は快方に向かっている。まだまだ不明な点が多い新型コロナウイルスだが、情報に惑わされることなく、冷静な行動を心がけたい。


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