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「コミュニティの価値」を問い直す。FINDERS RADIO 第8回 三密のコワーキングスペースの今後はどうなる? ゲスト:岡秀樹(コワーキングスペース秘密基地)
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  • 2020.06.30
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「コミュニティの価値」を問い直す。FINDERS RADIO 第8回 三密のコワーキングスペースの今後はどうなる? ゲスト:岡秀樹(コワーキングスペース秘密基地)

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「何のためにコミュニティに集うのか」という意思・目的をより明確に示す必要がある

ウェブメディア「FINDERS(ファインダーズ)」創刊編集長の米田智彦がホストを務めるポッドキャスト番組「FINDERS RADIO」。第8回のゲストは北九州市・JR小倉駅から徒歩3分のコワーキングスペース「秘密基地」代表の岡秀樹さん。

今回のテーマは「三密のコワーキングスペースの今後はどうなる?」です。

※収録は5月26日に行いました

【今回の内容】
・秘密基地のテーマは「近代を終わらせる」。近代とは「個(個人主義)」が生まれた世界。これは最終的には自己責任論、自殺増につながってしまう思想。この次として「コ・クリエイション(共同制作)」が見直されているのが現代であり、近代以前のムラ社会に回帰するのとも違う

・コワーキングスペースは世界的にキャッシュフローが問題になっている。中期的な目線で言うと、小さくて機能的なコワーキングスペースの需要はまだあるはず。会議室だけの利用、スタートアップがオフィスを畳んで登記場所として選ぶなど

・最近は他社とも共同で「バーチャルコワーキング」を進めている。remoというオンラインカンファレンスができるツールを使って、自宅でもコワーキングスペースにいるような体験ができる。全国で1000人ぐらい参加している

・「人と繋がりたい」「面白い情報を取りたい」という欲求を持つ人は常に存在している。一方でオンラインでは対面なら伝わるような情報(ex.今日は体調が悪そうだ)が十分に伝わりづらい、つまり「他者とのコンテクスト(ex.たまたま同じ場所にいる)」も共有しづらい。これをオンライン上でどう解決するかが課題になっている

・オンラインでは「たまたま同じ場所にいる(から身体性でわかりあえる)」が通用しづらい以上、「何のためにコミュニティに集うのか」という意思・目的をより明確に示さなければならない。それが「コワーキングスペースの今後のあり方」にもつながると思う


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