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大好きだった祖父を亡くした6歳男の子、プレゼントのクマのぬいぐるみから祖父の声が聞こえ思わず号泣
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  • 2020.09.29
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大好きだった祖父を亡くした6歳男の子、プレゼントのクマのぬいぐるみから祖父の声が聞こえ思わず号泣

文:山田山太

心のこもったプレゼントは特別な感情を呼び起こすものだ。日頃の感謝を伝えたり、思い出を残すのにピッタリだ。

大切な人を失った我が子に向けて母親が用意したとあるプレゼントが今、話題となっている

新型コロナで祖父を失った、白血病と闘う男の子

アメリカ・オハイオ州に住むジェシカ・ターピンさんの息子ライアン君(6歳)は、2018年に白血病を患い、闘病生活を送っていた。ライアン君には「ババ・ルー」と呼ばれている祖父がおり、2人はとても仲が良かった。しかし、ババ・ルーは今年に入ってから、新型コロナウイルスに感染し、この世を去ることに。病と闘いながらも懸命に日々を過ごすライアン君にとって、大好きだったババ・ルーを失った悲しみは、計り知れないものだった。

そんなライアン君を元気づけようと、母親のジェシカさんは6月に、ライアン君の好きなクマのぬいぐるみをプレゼントすることにした。このぬいぐるみは「ビルド・ア・ベアー」というオーダーメイドで作られたもので、ライアン君のためにさまざまな工夫が施されていた。

祖父が亡くなった日に生まれたぬいぐるみ

ライアン君にぬいぐるみの「出生証明書」を見せるジェシカさん。「この子の誕生日は、2020年の5月2日。ババ・ルーが亡くなった日と同じだね。名前はババ・ルー・ベアー。ライアンへ、ママからのプレゼントだよ」と伝えると、ライアン君は思わず号泣。

そして、ジェシカさんはライアン君へぬいぐるみを手渡すと、ライアン君は強く抱きしめた。実はこのぬいぐるみ、生前ババ・ルーがよく着ていたスポーツウェアとよく似ている服を着ていたのだ。

次ページ:ぬいぐるみから、ババ・ルーの声


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