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大型ハリケーン直撃で施設の犬小屋がピンチ!300匹の犬を自宅で保護した男性に称賛の嵐
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  • 2020.11.11
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大型ハリケーン直撃で施設の犬小屋がピンチ!300匹の犬を自宅で保護した男性に称賛の嵐

文:滝水瞳

10月初旬、 大型ハリケーン「デルタ」がメキシコ湾に接近した。カテゴリー4の強い勢力を保ったまま北上していたデルタは、メキシコ南東部のカンクンを直撃すると予報され、甚大な被害が危惧されていた。

このようなピンチに直面した場合、誰しも頭がいっぱいになり、とっさの判断に困ることもあるだろう。そんな中、1人の男性が取った多くの命を救う冷静な行動が、多くの称賛を集めている。

ただ守りたい一心で、犬300匹を自宅へ

カンクン郊外で9年前から動物保護施設「ティエラ・デ・アニマルズ」を運営しているリカルド・ピメンテルさん(39歳)は、デルタの直撃を目前に、施設の犬小屋がハリケーンで崩壊する恐れがあると懸念した。

しかし、かくまう施設は他にはない。そこで保護していた約300匹もの犬をピメンテルさんの自宅に連れ込むことにした。ピメンテルさんはできるだけ迅速に移動できるよう1本のリードに2匹ずつ繋いで移動を始めた。『The Dodo』 によると移動完了までにかかった時間は実に5時間。1人では間に合わず、宿泊スペースを提供してボランティアの手を借り、やっとの思いでハリケーン上陸前に大移動を完了した。

ピメンテルさんは10月7日、犬たちで溢れかえったピ自宅の様子をFacebook でライブ配信した。すると1000件近くのコメントが届き、「なんて寛大な心でしょう」「献身的な行動に感謝!」「言葉が発せない者(動物たち)のことを気にかけてくれてありがとう」と称賛のする投稿が寄せられた。現在、再生回数は14万回に及んでいる。

次ページ:「必要ならあと100万回やります」

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