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雪を火で炙り「溶けない!テキサスの豪雪は偽物!」と主張する陰謀論がTikTokで拡散中
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  • 2021.03.17
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雪を火で炙り「溶けない!テキサスの豪雪は偽物!」と主張する陰謀論がTikTokで拡散中

文:汐里

ジョー・バイデン大統領らが仕組んだと主張

今年2月中旬、アメリカは記録的な寒波に見舞われ、各地で大雪が観測された。特に深刻な影響を受けたのは、南部のテキサス州。例年あまり冷え込まない同州では、異例の寒さにより電気需要が急増、電力供給システムが追い付かず、大規模な停電が発生した。そんな中、TikTokではテキサス州に降った雪が偽物だと主張する陰謀論動画が横行している。

ある動画では、女性が庭に積もった雪を掴み、ドライヤーで温めるが、雪は変化せず、女性は「雫は落ちません。溶けもしません」と訴える。また別の動画では、雪にライターで火を炙るも、溶けずに黒く焦げる様子を映したものまである。

これら動画には「#governmentsnow(政府の雪)」や「#conspiracytheories(陰謀論)」といったハッシュタグが付けられ、TikTok以外のSNSプラットフォームでも拡散。その影響力は大きく、テキサス州だけでなく、他の州にまで及び、さらにはイギリスで撮影されたとみられる動画も確認されたという。

彼らはテキサス州の豪雪の原因を、ジョー・バイデン大統領やビル・ゲイツ氏などの世界的なエリートが共謀して引き起こしたと陰謀論を唱えている。さらには、ドナルド・トランプ氏が大統領のままだったら、すでに春になっているとも。

次ページ:溶けない雪のカラクリが明らかに

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