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- 2021.07.16
「洗って繰り返し使えるティッシュ」が誕生。生活習慣を変える時が来た
文:FINDERS編集部
ティッシュのあり方を変えるイノベーションとなるか
ティッシュペーパーを使わない日は基本的にないという人がほとんどだろう。さらに言えば、1日にどれだけ使っているのか、その量を意識する機会もそれほど多くはないはずだ。
WWFによれば、ティッシュペーパーを含む紙生産量は中国、アメリカについで日本は世界3位。消費量も世界平均の56kgを大きく上回る201kgと世界トップクラスだ。(FINDERSとしては、企業や行政における紙資料のデジタル化の遅れがどれほど影響しているのかも気になるところだ)。
日本は比較的古紙の利用率が高いとは言え、インドネシアなどからの輸入も非常に多く、環境破壊への影響は度々取り沙汰される。とは言え、ティッシュを使わない生活、というのもなかなかハードルが高い。
そこで生まれたのが、「LastTissueBox」。素材が紙ではなくソフト綿で作られているため、洗濯して繰り返し使えるオーガニックティッシュだ。
18.5cm四方のティッシュが1箱あたり18枚入っている。言ってしまえば気軽に使える薄手のハンカチのようなものをティッシュとして扱っているだけだが、こういった視点や発想の転換こそ優れたイノベーションとなりうるようにも思う。
付属するシリコン製のティッシュケースは、表面は通常のティッシュケースのようになっている。ひっくり返してみると使用済みティッシュを入れるスペースが確保されており、ランドリーボックスのような役割も果たすが、それならば専用のかごなどを用意して放り込んでおくほうが楽そうだ。
ちなみに日本人が年間で消費するティッシュは平均18箱。1箱あた400枚(200ペア)とするならば、年間でおよそ7000枚の節約となる。決して少ない量ではない。
懸念があるとすれば、布で鼻をかむのにはやはり少し抵抗がある。まずは用途に応じて使い分けるところから始めてみるのが良いだろう。
これまでの生活習慣を変えるのは容易なことではない。しかし、いつまでも大量消費に依存した生活を続けるのが難しいことは、昨今の激的な気候変動を見れば明らかだ。変化に向けた新しい一歩を踏み出す時なのかもしれない。
「LastTissueBox」は、現在CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中だ。
支援はこちらのページから↓
環境に優しい!繰り返し使えるオーガニックティッシュ『LastTissueBox』