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- GLOBAL
- 2021.08.12
きっかけは金欠の女性社員。従業員の最低年収を770万円に上げ、会社の収益を3倍にしたCEOの決断
大企業のCEOの給与は従業員平均の271倍
従業員の最低年収を大幅アップさせる一方、ダン氏は自身の年収をおよそ1億円も削った。この決断により、ダン氏は大きな反響を得た。しかし、「他のCEOと比較した時、“良い”と思われるのは、その基準があまりにも低いからです」とダン氏。実際、米国経済政策研究所によると、2016年時点でアメリカの大企業のCEOは、従業員平均の271倍もの給与を得ているという。
I'm still learning to be a better boss and only look "good" when compared to other CEOs because the bar is so depressingly low.
— Dan Price (@DanPriceSeattle) July 29, 2021
Listen to your employees, trust them, reward them. They are responsible for a company's success - not CEOs.
ダン氏は「あなたの従業員に耳を傾け、彼らを信頼し、報酬を与えてください。会社の成功に貢献しているのは従業員です。CEOではありません」とメッセージを送った。
従業員は収入が上がれば、会社に貢献しようという気持ちが芽生え、能力をフルに発揮することができるようになるというのは、一つの理想形だろう。従業員とCEO、双方にとってメリットのある働き方とは何か、今一度考えてみる必要がありそうだ。