- CULTURE
- 2022.02.03
あの日本の巨大ロボ「クラタス」と死闘を繰り広げた「MEGABOTS」がNFTアートに。持っていると良いことあるかも
文:赤井大祐(FINDERS編集部)
マルチプラットフォームでの展開も視野に
NFTマーケットで、企画、制作、権利契約や、NFTを⽤いてアーティスト⽀援、チャリティ活動も⾏う、NFTクリエイティブファーム株式会社CRYPTO& Inc.と、全⻑4.5mの⼈が操縦して乗ることができるロボット「MEGABOTS」を保持する株式会社4REが「巨大ロボット『MEGABOTS』NFTプロジェクト」を2022年1月25日に始動した。
「MEGABOTS」とはアメリカのMegabots社が開発した実在する巨大ロボット。全⻑4.5メートル。重さ6トン。出⼒24馬力。人が実際に乗り込み操縦することができ、2017年には水道橋重工が作る⽇本の巨⼤ロボット「クラタス」と激戦を繰り広げ話題となった。
「MEGABOTS NFTプロジェクト」では、「MEGABOTS」のジェネレーティブアートをNFT化し、販売を行うという。またNFT保有者には“実在の「MEGABOTS」に関するフィジカルな体験も付与していく”とのこと。なお実際にMEGABOTSに搭乗できるかは不明だ。
ジェネレーティブアートとは、ソフトウェアのアルゴリズムなどを用いて自動生成される作品のことを指す。昨年末に手塚治虫作品の素材を元に生成された作品が500名以上に購入され話題となった。
手塚治虫の原稿から生成
— miin | NFT情報コレクター (@NftPinuts) November 22, 2021
ジェネレーティブアートNFT販売決定
開始:12/1~
価格:0.08ETH
個数:1,000点
計37個の要素(Large1個/Medium4個/Small32個)から、ランダムで画像を組み合わせて1枚の画像を生成手塚プロダクションが主体、DJT社がプロデュースするhttps://t.co/kEQSq5abT8 pic.twitter.com/XGD0PRgwuq
今回のプロジェクトで販売される作品は、5種類の属性に分かれたさまざまな形態のMEGABOTSたちのグラフィックだ。
同プロジェクトは一つのストーリーをベースとしたマルチメディアコンテンツとして展開される予定だ。今年12月にメタバース向けのアバターのリリース、23年4月には3DプリントのMEGABOTSアートトイ、24年1月にはトレーディングカード化、そしてゲーム化を予定しているとのことだ。各コンテンツリリース時に当NFT所有の有無がなんらかの形で影響することが予想される。
ちなみにストーリーは近未来SFモノ。地球環境の悪化や細菌や毒、原子力などに対応する災害対策ロボットの開発を進めていたところ、宇宙からの地球侵略を示唆する信号をキャッチ。防災用ロボットを“防衛用”ロボットへと転換していく、というものだ。今回発売されたジェネレ―ティブアートのMEGABOTSたちは、このタイミングで生まれた機体をイメージしているのだろう。
NFTの販売数は1000点。価格は0.08ETH(約25000円)とのこと。もしも心ときめくMEGABOTSに出会ってしまったら購入したほうが良さそうだ。