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東京アート業界の次世代が集結する総合アートフェア「EASTEAST_TOKYO 2023」 開催
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  • 2023.02.16
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東京アート業界の次世代が集結する総合アートフェア「EASTEAST_TOKYO 2023」 開催

文:FINDERS編集部

アートに携わる多種多様な団体による展示も

東京を中心としたギャラリーが集まるアートイベント「EASTEAST_TOKYO 2023」が2月17日から19日まで東京・科学技術館で開催される。

「EASTEAST_」は2020年に誕生したアートフェア「EAST EAST_Tokyo」を大幅リニューアルし、東京・日本を拠点に活動するアーティスト、ギャラリーを国内外へ紹介し、参加者間の文化交流を促進するためのプラットフォーム。次世代を担うアーティストとその協働者であるギャラリスト、キュレーター、批評家、鑑賞者、コレクター、パトロン、企業などのプレーヤーが連携し、市場経済と文化・アートが公平に作用し合う「文化的エコシステム」の創造を目指す。

日本のアート・クリエイティブ業界が直面する問題を、国を超えたネットワークで共有し対話を繰り返しながら、アーティスト、クリエイター、公的機関や企業との協働に取り組む。

本イベントでは出展ギャラリーによるアート展示・販売、アートプロジェクト紹介、映像、サウンド、ライブパフォーマンスの実施やディスカッション、ビューイングツアー、フード&ドリンクが展開される。

ギャラリーの展示に加えてアートに携わる多種多様な団体による企画展示が行われる。企業やインデペンデントメディアなど、ギャラリーの枠を超えた5つのプロジェクト、EASTEAST_がアーティストやコレクティブと共に企画する4つのプロジェクト、計9つのプロジェクトがラインナップする。

アーティスト・ラン・レジデンス(アーティスト自身が運営する滞在施設)6okken と EASTEAST_ による参加型プロジェクト「EE_Activty: YEASTYEAST_by 6okken」では3つの企画が用意されている。中でも、「パン工房 far-mentaion」は、来場者とゲスト案内人が個々が持つ問いについてパンをこね、発酵させ、焼き、食べながら「お金の話」「労働環境」「アーティストとしての成功って?」といったテーマについて対話し考えを膨らませていくユニークな取り組みとなっている。

「RELOVE」は、デザインプロダクトが二次流通する際の「経年の美しさ」といった要素や、現行品との比較などから、「未来にアンティークやヴィンテージのように愛でてもらえるように、改めて正しく流通」させ、二次流通における適正価格を模索するかたちで、会場全体の家具プランニングを行うプロジェクトだ。また会場では一部の家具も販売されるということだ。

そのほか、オフサイトプログラムとして渋谷の街頭での映像作品展示や、クラブやライブハウスでの音楽プログラムなど、東京のカルチャーシーンやアーティストたちのコミュニティの価値観を体験できるプレゼンテーションも行われる。

入場チケットは1日券と3日通し券の2種類で、ArtStickerより購入できる。


『EASTEAST_TOKYO 2023』
期間:2023年2月17日(金)〜19日(日)
会場:科学技術館
料金:
【1日券】一般 2000円/23歳以下 1000円
【3日通し券】一般 5000円/23歳以下 2500円

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