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齋藤精一、ドミニク・チェン、太刀川英輔らが出展。34年ぶりに日本で開催される「世界デザイン会議」のプレイベントが開催中
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  • 2023.06.16
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齋藤精一、ドミニク・チェン、太刀川英輔らが出展。34年ぶりに日本で開催される「世界デザイン会議」のプレイベントが開催中

文:FINDERS編集部

「あたらしい世界」を切り開くための、デザインの果たす役割や可能性を紐解く

今年10月に日本で34年ぶりに行われる「WDO 世界デザイン会議 東京2023」のプレイベントとして、企画展「Design Beyond - あたらしい世界のためのデザイン」が7月30日まで東京ミッドタウン・デザインハブで開催される。

世界デザイン会議は、インダストリアルデザイン分野の国際組織であるWorld Design Organization(WDO)が主催する国際会議。日本での開催はこれまで1973年に京都、1989年に名古屋で行われた。

そのプレイベントとして開催される本展覧会は、会議開催に賛同する東芝やパナソニックなど国内協賛企業8社のデザイン部門と、パノラマティクス主宰の齋藤精一やウェブデザイナーの中村勇吾などカンファレンスに登壇する9名、内閣府やデジタル庁といった3つの関連団体がテーマに関連するデザインの取り組みについて紹介する。

デザインの専門分野を超えて、これからの社会を考える人に向け、デザインが人々の暮らしや産業、社会にどのような役割を果たすのか、さまざまな視点から紐解く機会として開催される。

展示では同会議の全体テーマである「Design Beyond」と、同じく会議内で議論が予定されている

Humanity:
「新たな人間観(自律分散型、デジタルネットワーク型、地球生命型など)」について、具体的な人間のあり方を考え、それに対するデザインの役割は何かを議論する

Planet:
サーキュラーエコノミー社会を推進し具現化するにはどうしたら良いのか。地球環境問題に対処するためには、サーキュラーエコノミー以外にどのような方策があるのか。 幅広い観点に立ち、デザインに何ができるのかを考える

Technology:
デジタル・トランスフォーメーションがこれからの時代の人間性にどのような変化をもたらすのか、そしてデザインに何ができるのか、具体的な事例とともに考える

Policy:
課題解決のためのデザインを社会実装する方策を考える。論点としては「デザインそのものの振興政策」と「デザイン力を活用した社会政策」の二つの観点から討議する

の4つのテーマについて掘り下げられる。


『Design Beyond - あたらしい世界のためのデザイン』
期間:2023年6月16日(金)~7月30日(日)
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
料金:無料

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