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- CULTURE
- 2023.06.20
スマホやHDDに眠る「死蔵データ」を買い取る専門店がMonETに期間限定出店
文:FINDERS編集部
今年7月から行われる連続企画展の第1弾
新潟県にある越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)が今年度から新たに行う連続企画展の第1弾として『マテリアルショップ カタルシスの岸辺 十日町店 ×「死蔵データGP 2022-2023」記録展』が7月1日から8月27日まで開催される。
MonETは、アートによって地域活性化を目指す地域芸術祭「大地の芸術祭」の拠点として、2021年に越後妻有里山現代美術館[キナーレ]をリニューアルして誕生した美術館。その新たな試みとして、より地域に根ざした芸術祭にするべく、ゲストキュレーターがアーティストを選び、今年7月から2024年3月まで2か月ごとに個展を行う長期連続企画展が行われる。
今回は美術評論家の椹木野衣氏が選出した若手アート作家集団「カタルシスの岸辺」による個展が開催される。
カタルシスの岸辺は、公開していない、誰に見せる予定もない、自分しかその存在を知らない自分自身で生成した映像や画像素材データである「死蔵データ」を買い取って販売する「マテリアルショップ」という表現方法を用いて活動している。インスタレーション作品を制作するだけでなく、死蔵データの投稿を募り、優勝者には10万円の賞金が贈られるコンテスト「死蔵データGP」も開催する。
本展では死蔵データを量り売りする屋台を模した作品「マテリアルショップ カタルシスの岸辺 十日町店」がオープンし、館内では「死蔵データGP 2022-2023」の記録を公開する。また8月12日には特別出張営業版の「死蔵データGP 北信越大会 2023」を開催。イベントの参加やエントリーは無料だ。
《我無尽どっと混む》2020
『マテリアルショップ カタルシスの岸辺 十日町店 ×「死蔵データGP 2022-2023」記録展』
期間:2023年7月1日(土)~8月27日(日)
会場:越後妻有里山現代美術館MonET
料金:個別鑑賞券 一般1200円/小中600円
「2023年の越後妻有」共通チケット(一般2500円/小中1000円)でも入場可能