文：FINDERS編集部

受賞には賞金と商品化のチャンスが！

コクヨが主催するプロダクトデザインコンペ「コクヨデザインアワード2024」が開催される。7月28日から10月11日まで作品が募集され、2024年3月16日に審査結果が発表予定だ。

同コンペは文具やオフィス家具を扱うコクヨが、商品化を前提に国内外から今後求められるプロダクトを広く募集するもの。

これまで、何度も角で消すことができる消しゴム「カドケシ」や、リング部分がカードをまとめるバンドにもなるのでかさばらない単語帳「すっきりとした単語帳」、ひとつのペン先に太線・細線・二重線（囲み線）と3種類の線をひく機能を持つ蛍光マーカー「ビートルティップ」といった受賞作品が商品化されている。

カドケシ

すっきりとした単語帳

ビートルティップ

21回目となる今回のテーマは「primitive」。原始的、根源的なものを指す言葉として使用される言葉だが、本コンペでは「本質の再定義」と解釈。これからの社会に「本質」として残っていくプロダクトデザインを募集する。

「働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般」が募集対象。「アイデアが明快であること」「社会の課題を浮き彫りにしていること」「製品化の可能性」の3点が重点として審査される。

審査員は、アートディレクター、グラフィックデザイナーで6D-K代表の木住野彰悟、建築家でAtelier Tsuyoshi Tane Architects代表の田根剛、デザイナーの田村奈穂、デザイナーの柳原照弘、TAKT PROJECT代表の吉泉聡、コクヨ株式会社代表取締役社長の黒田英邦の計6名が務める。

受賞作品は、グランプリ1作品（副賞200万円）、優秀賞3作品（副賞50万円）、New Generation賞10作品（副賞各3万円）となり商品化の検討も行われる。

募集方法や条件など詳細については、後日公開される。