文：FINDERS編集部

TOKYONODEの巨大展示空間を活かした最新作

10月6日に開業を控えた多用途複合タワー「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。同ビルの8階・45階から屋上までを含む高層階に、同ビルを象徴した情報発信拠点「TOKYO NODE」も同日に開館する。この開館を記念した展示「“Syn：身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」が10月6日から10月29日まで開催される。

本展は、アーティスト、DJの真鍋大度とエンジニア/アーティストの石橋素が主宰するRhizomatiksと、演出振付家のMIKIKO率いるダンスカンパニーのELEVENPLAYによる新作。最高天高15m、総面積1,500㎡もの巨大空間を舞台に、従来の閲覧型の展示ではない、定まった公演時間で展開されるパフォーマンスがお披露目される。体験者は、リアルダンサーと同じ空間を歩き進むことで、非言語で進行する物語を全感覚を研ぎ澄ませて探索しながら、その目撃者となる。アーティストによるインスタレー ションでもあり、ダンスパフォーマンス、音楽体験とも捉えられる世界を堪能できる。

「“Syn：身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」

本作についてアーティストから「内在する感覚を再構築し、現実世界を新たな観点から探求していきます。舞台は演者と観客が集合する場でありながらも、それぞれの解釈が絶えず交錯し合う創造的な空間となります。身体と精神が共振し、新たな認識の境地へと誘う本作を是非体験してください」というコメントが寄せられている。

また開館記念展示の第2弾として、写真家・映画監督の蜷川実花がクリエイティブチームEiMとして、「瞬きの中の永遠」をテーマにした作品が並ぶ空間体験型の展覧会「蜷川実花展 : Eternity in a Moment」が2023年12月5日から2024年2月25日まで開催される。

「蜷川実花展 : Eternity in a Moment」