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 500点以上の原稿が集まる過去最大規模の展示『ブラックジャック』連載50周年記念展覧会が10月6日から開催
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  • 2023.10.04
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500点以上の原稿が集まる過去最大規模の展示『ブラックジャック』連載50周年記念展覧会が10月6日から開催

文:FINDERS編集部

手塚プロ関係者、編集者が作品誕生の秘密を解き明かす新録映像も公開

漫画家・手塚治虫の名作『ブラックジャック』の連載50周年を記念した展示「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が10月6日から11月6日まで六本木・東京シティビューで開催される。

本展は500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本、200以上のエピソードの直筆原稿などが展示される、史上最大規模の展覧会となる。

展望台エントランスの窓面には数々の名ゼリフが浮かび上がる。またブラック・ジャックとピノコが過ごしたお馴染みの家を再現したフォトスポット「ブラック・ジャック邸」の居間では、キャラクターになりきって記念撮影が可能

展示は全4部構成になっている。

「第1室 B・Jとキャストたち」では、個性豊かなキャラクターそれぞれの裏話や謎を登場シーンと併せて紹介。またブラック・ジャックら人気キャラクターと写真が撮れるフォトスポットも設置。

「第2室 B・J 誕生秘話」では、本作の制作背景が分かる当時の資料を展示。手塚の『新寳島』『鉄腕アトム』の作品資料に加え、医者でもあった手塚の医療との関わりがわかる資料も展示される。また本作第1話の原稿や、本展のために新たに収録した『ブラック・ジャック』誕生の秘密を解き明かす、手塚プロの関係者、出版に携わった編集者などの証言映像も併せて上映される。

「第3室 B・J 曼荼羅」では約140話分の原稿を展示。高額請求の謎や、動物のいのちを扱った作品など、主要なテーマごとに分類し紹介する。

「第4室 B・J 蘇生」は、50年前に注目を集めた「人体の手術シーン」を現代アート的な視点から鑑賞する展示や、医療の側面から鑑みる展示、また作品に盛り込まれた事象・事件を当時のニュース映像と共に紹介するなど、さまざまな視点から本作の魅力が展示される。

第3室イメージ

そのほか、東京会場公式ファシリテーターを務める慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏をファシリテーターとして各界のゲストを招いて行われるトークセッションが全2回行われる。「第1回 いま命を描くとは~『ブラック・ジャック』が問いかけたこと~」は10月5日、「第2回 身体の不思議~『ブラック・ジャック』が問いかけたこと~」は10月11日に、それぞれ開催される。

また会場限定のアートブックや、ファッションブランド「glamb」とコラボしたアパレルアイテム、ミニポスターやプリントマシュマロなどグッズの販売も行われる。

「glamb」とのコラボTシャツ

プリントマシュマロ(756円)

会場に隣接するTHE SUN & THE MOONでは、コラボメニューとしてピノコをモチーフにしたアフタヌーンティーが提供される。

アフタヌーンティー


『手塚治虫 ブラック・ジャック展』
期間:2023年10月6日(金)~2023年11月6日(月)
会場:東京シティビュー
料金:
一般 平日 2300円 土日祝 2500円
学生 平日 1700円・土日祝 1800円
子ども 平日 900円・土日祝 1000円
シニア 平日 2000円・土日祝 2200円 

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