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 6メートルを超える大型作品、活動初期のサブウェイ・ドローイングなどキースヘリング作品150点が集結する 「キース・ヘリング:NY ダウンタウン・ルネサンス展」開催
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  • 2023.10.11
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6メートルを超える大型作品、活動初期のサブウェイ・ドローイングなどキースヘリング作品150点が集結する 「キース・ヘリング:NY ダウンタウン・ルネサンス展」開催

文:FINDERS編集部

来日した縁で生まれた作品や資料、当時の写真なども展示

キース・ヘリングの作品展「キース・へリング展 アートをストリートへ」が12月9日から2024年2月25日まで六本木・森アーツセンターギャラリーで開催される。

キース・ヘリングは、アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアと並び1980年代のアメリカ美術を代表するアーティストの一人。ニューヨークの地下鉄で、黒い紙が貼られた使用されていない広告板を使った「サブウェイドローイング」と呼ばれるグラフィティ・アートを描きはじめ、ストリート・アートの分野で活動した。「アートはみんなのために」という信念のもと、作品を通して核放棄、性的マイノリティのカミングアウトの祝福、HIV・エイズ予防のためのセーフ・セックスなど、社会へのメッセージを訴え続けた。

本展は、6メートルに及ぶ大型作品、活動初期のサブウェイ・ドローイング、トレードマークとなったモチーフによる作品「イコンズ」、彫刻、ポスター、晩年の大型作品など150点の作品が展示される。

《沈黙は死》 1989年

会場では、発光する作品、闇に浮かび上がる展示、80年代ニューヨークさながらの喧噪を彷彿とさせるような演出を光や色彩などの変化を用いて展示、演出される。

展示は全6章構成になっている。

【展示構成】
①ArtinTransit 公共のアート
②LifeandLabyrinth 生と迷路
③PopArtandCulture ポップアートとカルチャー
④ArtActivism アート・アクティビズム
⑤ArtisforEverybody アートはみんなのために
⑥PresenttoFuture 現在から未来へ

また同氏と日本の関係性にフォーカスし、来日の縁で生まれた作品や当時の資料、写真が展示される「スペシャル・トピック:キース・ヘリングと日本」も設けられている。

表参道にて 1988年 Photo by ©Akira Kishida

入場は事前予約制(日時指定)で、1名分の入館料で2名入館できるペアチケット(12月の会期中限定)が10月14日から11月10日まで発売される。


『キース・へリング展 アートをストリートへ』
期間:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー
料金:
一般、大学生・専門学校生 2200円
中高生 1700円
小学生 700円

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