FINDERS

新型コロナの影響でキャンセル続きの飲食店を救う?「#勝手に応援」プロジェクトで未来のお客さんになろう
  • BUSINESS
  • 2020.03.10
  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • はてブ!

新型コロナの影響でキャンセル続きの飲食店を救う?「#勝手に応援」プロジェクトで未来のお客さんになろう

文:武者良太

「いつか行くよ!」と約束する飲食チケットを買おう

新型コロナウイルスの影響により、外出・外食を控える動きが加速してきた。そのため、多くの飲食店がダメージを受けている。飲み会や会食、送別会などのキャンセルが続いているためだ。

予約が2年待ちといわれる焼肉ヒロミヤ(東京・曙橋)ですら、当日の空席案内ツイートが増えている。超人気店ゆえに代わりに行きたいと声を上げる人が多いのだろう。数分後には「空席は埋まりました」のツイートをしている。

しかし他の飲食店はどうだろうか。どの店も当日キャンセルに対して代わりとなるお客を得られているとは考えにくい。筆者の知人の店では、ホール席を閉めて個室席のみで対応しているところもあるようだ。

このまま集客困難な状況が続けば、資金繰りが難しくなってきている店舗も増える。そこで食べ歩きが趣味になるグルメアプリ・サービスの「キッチハイク」は「#勝手に応援」プロジェクトを実施。期間内であればいつでも使える飲食チケットの販売を開始した。

僕らのプラットフォームが少しでも役に立つように。飲食店を少しでも盛り上げられるように。食の現場をつくる方々が希望を持てるように。いつもお世話になっている飲食店に、外食産業に、今こそ恩返しを。お客さんの側からも、飲食店を盛り上げていきたい。できることから。食べる側から。
「未来のお客さんになろう !」 #勝手に応援 プロジェクトはじめました。飲食店のために今できること。 

キッチハイクは決められたスケジュールに合わせて、売れた飲食チケット代金を各店舗に送金することで、未来のお客を確保するという仕組み。お客側としても、いますぐは行けないとしても、いつか行くという気持ちを表すことができる。

記事執筆時点でプロジェクト対応店は27店舗。他の店舗も増やしてほしいと思う人は、キッチハイクのTwitterアカウント(@KitchHike)までご連絡を。応援したい店舗と伝えれば、プロジェクトチームが店舗に連絡をとって、飲食チケットが買えるようにしてくれるという。


キッチハイク

  • Twitter
  • facebook
  • LINE
  • はてブ!

SERIES

  • スタッフ目線で選ぶイベント現場弁当
  • あたらしい意識高い系をはじめよう|倉本圭造|経営コンサルタント・経済思想家
  • 高須正和の「テクノロジーから見える社会の変化」|高須正和|Nico-Tech Shenzhen Co-Founder / スイッチサイエンス Global Business Development
  • オランダ発スロージャーナリズム|吉田和充(ヨシダ カズミツ)|ニューロマジック アムステルダム Co-funder&CEO/Creative Director
  • 高橋晋平のアイデア分解入門
  • READ FOR WORK&STYLE|岡田基生|代官山 蔦屋書店 人文コンシェルジュ